陶器絵付けの「想定外」は他の絵のそれとまるで違うので、小説の構想作りの手順を思い出してみようという

作品制作についての諸処
全然うまくいってませんが、越前で焼いた最初の3枚なので記念にUP

私はどこまでいっても絵描き。
陶芸も、絵付けだけしていたい、と思っていました。
今も、主としてやっているのは絵付け。
絵を描く媒体が紙か、キャンバスか、木材か、陶器か…という感覚です。

それでも、陶器絵付けだけは、他の画材とはまるで違う側面が多く。
「陶芸」というもの全体に対しての圧倒的な経験値不足を痛感することばかり。

また、自分の絵の世界観を陶器で創っていくうえで、「あらかじめ作ってある素焼き生地へ絵付けをする」というだけではない、成形からやっていかないと存分にはならない…というのも実感しています。

そして、そこでも、陶芸全般への経験値不足。

知識も見識もまるで足りてないので、毎回、わからないことだらけです。
試行錯誤、というレベルにも至ってないなって思います。

カバーする、という問題ではなく。
手数、物量をやるしかない、という段階ですね。

幸いにも、今の時代はYouTubeで陶芸技法や釉薬をはじめとした薬剤知識などを積極的にオープンにしてくださっている陶芸家の方々がおられます。
動画で見せていただけて、本当に助かります。
知らないことだらけです。

   
   
越前へ持ってきた窯に勾玉皿を3枚、入れて焼きました。
釉薬は、工房にもともとあったもので、今まで使ったことがないもの。

全然うまくいってませんが、越前で焼いた最初の3枚なので記念にUP

  
紙やキャンバスに描く平面の絵も、全くなにも計算はせずに勝手に手が動くように描いていますが。
そのスタイルは、おそらくこれからも続くと思われますが。

やはり、陶器に関しては、それでは十分ではありません。

鉛筆や水墨なども、それなりに手順を考える必要がありますが。
それでも私は、何も考えてなくて描いてしまいます。
(それは、私の絵の内容が、ほとんど計算を必要としていないということもあります)

でも陶器は、薬剤にせよ絵の具にせよ、熱による化学反応を経てはじめてできあがるという性質上、
「今、見た通り」
のものとは全然違うモノが完成品として出てきます。

同じ絵の具を使っていても、焼成温度が10度違うと全然違う発色をするし。
上にかける釉薬によっても違ってくるし。
夏か冬か、という環境要因もありますし。
ほんの小さな見落としや甘さの結果、というのは、今までやってきた他の描き方とは比較にならないシビアさです。

だから、面白いし、やり甲斐もあるのですけどね。

   

計画性というものの必要性をはじめて痛感中

はじめてかよ、っていう話ではあるけれど。
陶器に関しては本当に、計画性…というか、
「何を結果として出したいか」
のイメージをちゃんと持つことが必要だなと痛感しています。

素材を前にして、さあ、手よ勝手にどうぞ~というのでは、ちょっと、思うモノに至らない。
それがやっとわかってきたような。

日々、アイデアをスケッチしておくこと。

そんなことは普通、絵描きもクリエイターも創作に関わる人なら当たり前なんですが。
私は、そういうのがそもそも苦手で。
実際に描き始めれば全く違うものになってしまうので、アイデアスケッチなど無駄だし無意味…と今まで思っていました。
たぶん、他の絵なら、これからも無意味でしょう。

でも陶器に関しては。
制作前にチェックしておくべきことがいろいろあるし。
描くモノそのものは、本番で全然違うものが出てきてしまったとしても、まずそこに至る前の段階での準備が必要だと感じています。

「その作品のキャラクターを練り込む」とでも言うのかな。

そこは、大昔の、小説を書く時の作法を思い出して復活させる感じです。

練り込むまでの段階で、副産物的に絵画作品も増えると思うし。
それはそれで一石二鳥な。

まあ、そんなにうまくいくかはわかりませんけれど(笑)

     

    

    

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