緋呂の異界絵師通信

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龍を描きはじめたのはいつ?どうして? きっかけは、辰年と筆ペン

time 2018/03/28

龍を描きはじめたのはいつ?どうして? きっかけは、辰年と筆ペン

Q.ヒロさんっていうと龍…て思うのですが、龍の絵を描き始めたのはいつ頃ですか? 

A.2012年ですね。
実は、「龍は描かないの?」と聞かれたら「描きません」と答えていたのですよ。
こんな風に龍ばっかり描くようになるとは、まるで思ってなかったのです。

Q.そうなんですか? 描き始めたきかっけか、理由はなに? 

A.直接のきっかけは、シンプルに「辰年」です。
でも…そこまでの流れが怪しさ満点で(笑)
天使がきて、神様が来て、その流れのままやっていたら、龍もきちゃった…という感じですかね…

私の絵描き人生は、思いがけないことばかりです。

昔から絵を描いていたし、美術科高校にも行きました。

受験の時、受からないからやめなさいと担任にも進路指導の先生にも説得されたものです。

私、自分に絵の才能があるなんて、まったく思ってはいませんでした。

絵は好きだけど、絵の勉強に熱烈な想いがあった…などではなかったんです。

その学校に入るために美術科を選んだ(普通科に行けるほどの頭ではなかった)のですよ。

嫌いではないから、合格した後も困りはしないだろう、っていうすごいなめた考えでした。

「やるだけやって、ダメならそれでヨシ」で、押し切って受験したら、なぜか受かった。

合格発表を見に行って自分の番号が出ているのを、すごく不思議な気分でながめてたのをおぼえてます。

あれ?受かったのか私…みたいな(笑)

けれど、実際に行ってみたら、学校で描く絵は楽しくなかったですね。

その時の課題によっては苦痛ですらあった。

そもそも大して上手くもないので、仮に必死に取り組んだとしても、他の上手い同級生にはかなわなかったでしょう。

劣等生まっしぐらで、とうとう教科担任から真顔で「なんでここにいるんだ?」と言われる始末。

高校の3年間で、たっぷり、無価値感や厭世観を培養しました。

あ、でもね。
美術科に行ったことそのものは良かったし、何もムダにはなっていません。

「絵画」に長けた同級生達とのかかわりの中で、それまで気にもとめなかった自分の「モノの見方」を知ることもできたし。

絵画の技巧と、モノをどう見るかの視点や、それを描く以外のことにどうやって使うのか…といったことは別の話だとも、よーくわかった。

そして、一通りの画材や技法に触れてきたことは、後の財産になっています。

そんな「美術科の劣等生」だった私が心血注いだのは、創作活動…小説を書くこと。

その挿絵を描くために、絵の練習をしました。

絵は、私の中で完全に脇役だったんですよ。

その熱は長く続き、社会人になっても、結婚しても消えませんでした。

結婚の条件が「創作活動を制限しないこと」だったくらいです。

ただし、30代に入ってすぐに、10年取り組んだ作品が完結しまして。

そのとたん、火が消えたように文章も書かなくなりました。

もちろん、そもそも脇役だった絵もね。

そのまま、やめると思ってた。
未練も、まったくなかったしね。

その後、絵の世界に戻るまでには、15年近いブランクがあります。

どうして戻ってきたのか…というのは、話が長くなりすぎるので別の機会に譲りますが。

戻ったのは、絵だけです。

小説は………まだ、そこまで満ちていない感じかな。

完全に、主従逆転しましたね。

戻る最初のきっかけは、油絵の具の香りでした。

自然に消えたっきり未練もないと思っていたのに、その香りは「戻る時が来た」と言ってるようで。

そんな感覚になったというのが、今でも驚きです。

ただし、戻ろうと思った頃は、インストラクターとして絵に関わることならできるかも…という発想でした。

自分が自分の絵を売るなんて、想像だにしてなかったなあ。

もし未来から来た人が「数年後には絵師を名乗って売ってるよ」と言ったら、一笑に付したでしょう。

それが、2009年の春頃の話です。

その後、2009年の暮れまでに、実にいろんなことが起きました。

どれもこれも、私の意図していないことばかり。

どうにも説明のできない、証明することもできない、不可思議なことが、次から次へ。

絶妙な順番とタイミングで、人との出会いが用意されていて。

手術のための全身麻酔の時に、その先の啓示のような奇妙な夢を見て。

それまで全く興味がなかった天使が来て。

なぜか、描こうとしてないのに画面に描き出されるのは天使ばかり。

好きでもないし特に描きたくないのに。

それが、2010年2月頃の話です。

当時の画風は、今とかなり違います。

その頃を、私は「天使の時代」と呼んでいます。

ただし、その頃から、まもなく日本の神様の絵を描くことになる…ということは、わかっていました。

そうなれば、絵の雰囲気も全然変わるだろうとも、わかっていました。

実際に、日本の神を描くようになり、画風は「ブランク以前の自分の絵に戻った」感じです。

 

その頃、お会いした人にたびたび「龍は描かないの?」と聞かれましてね。

そのたびに、即答で、「描きません」と、答えてたのです。

なぜか。
「自分は龍を描く立場にいない」
と、思ってたのです。

その役割ではない、という感覚ですね。

もっと言うなら、「手を出してはならない領域」とも感じていました。

許されていないと言いますか。

「そんなにみんなが言うのなら、描いてみるのもいいかも」くらい思ってもよさそうなものですが。

当時は、私にはそれはあり得なかった。

許可されていないのだから、こちらから踏み込むなど、あり得ない。

だから、検討する余地もなく即答で「描きません」と答えていたし、それを不思議にも思わなかったんですね。

なのに。
来てしまったんですよ。

2012年の初頭に。

長いブランクの間に、かつて自分が好きでよく使っていた画材のことなども忘れてしまっていたのですけれど。

2011年の後半に日本の神様を描くようになって、筆ペンの気持ちよさは、思い出していました。

筆を持つと、私の手はよく動きます。

2012年は辰年だったので、年が明けたから年始の絵でも…といった軽い感覚からだったのかも知れません。

一番最初は、こんなのです。

いやあ、つたないというか。
ぎこちないというか。
なんじゃこりゃ…という感じですが。

自分はこれを許可されていない…という感覚がまだある段階でしたし。

描いてる線一本一本にも、とても違和感がありました。

何やってるんだろう…という感覚です。

その違和感は、かなり長く続きました。

それなのに、絵には次々、龍が出てくるようになって。

この作品あたりは、違和感まっただ中で描いてた頃ですね。

ただ、天使を描き始めた頃も、最初はそんな感覚の中で描いていたわけなので。

絵の題材が龍に流れて行くのなら、もうそれは、受け入れるしかない。

私は、自分自身で絵の題材を選ぶ、というのを、していません。

今までもしていなかったし、これからも、流れのままに来るものを描くだけです。

やってくる流れに、自分を合わせていく。

それが、私の絵描き道の基礎です。

龍が好き…なのは、確かに好きです。

ですが、龍を描きたくて描きたくて…という感覚とは、ちょっと違います。

この流れが変わって、別の存在が題材としてやってくる時が来たら、すっと変わると思います。

けれど、おそらくこの先数年間は、龍の流れは強くなることはあっても、遠ざかることはないでしょう…たぶん。

でもね。
今も私は、龍の絵には違和感があるのですよ。

手は慣れたし。

「龍を描く」ことそのものへの違和感は、もうありません。

だけど、「龍って、本当に、こういう姿なのか?」ということは、今でもずっと、疑問です。

多くの人が「龍とはこういうもの」という共通認識を持っている。

だから、私も、今はそれにならって、そのように描く。

そういう感じ。

今のところ、それしか手段を見つけられていないから。

まだまだ、これから先、探し続けていかなくてはならないテーマです。

今年は5月に、東京で龍画の展示会を開きます。

龍だけの展示会は、これが初めて。

そして、静岡より東側で展示会を開くのも、初めてです。

ぜひ、実際に作品をごらんください。

画像だけで見るのとは、全然違いますから。

「今の私が導き出している<龍>は、こういうもの」
をお見せする展示会です。

展示会『龍の箱庭展』のご案内
会期:5月25日~27日、金土日の3日間
時間:11:00~20:00(27日は19:00まで)
会場:GARAGE kagurazaka
   東京都新宿区神楽坂6丁目73 メゾンドガーデニア101

・アクリル画、焼き絵、墨、水彩画、陶器作品など龍作品の展示販売
・会期中は全日在廊し、会場で作品制作します。


【展示会のお知らせ】
速報!「龍の箱庭展」を12月京都祇園で開催いたします!

【おすすめメニュー】
開運したい、飛躍したい人は金龍画を手にしてください
あなたの内なる龍が動けるようになる【内なる龍・式神式】

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異界絵師 緋呂

異界絵師 緋呂

神や龍からメッセージを受け取り、絵・陶器・文字で表現しています。

そこに私の意思は介在せず、 私はただ、彼らに操られるままに、 手を動かしているだけ。

ですから、私に作品の意味を 聞かないでください。
あなたが感じることが、すべてです。

判断を人にゆだねている限り、 本当の幸せは訪れません。
自分の感覚に自信を持ってください。

もしあなたが、神や龍に“守られている” と感じるなら、それが真実なのです。 [詳細]

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