初めての東京個展であった「龍の箱庭展」を終えました。
今年2月まで参加していたセルフブランディング塾での仲間達が大勢来てくれたこともあって、3日間、実に人が途切れることがほとんどありませんでした。
多いときには同時に3組、10名近い方が10平米のギャラリーに。
熱気すごかったです。
また、ご来場くださった皆さんが同じように
「帰りたくなーい」
「すごく気持ちいい」
「長居してますが、もっといてもいいですか?」
と、空間にいること自体を楽しんでくださっているのがわかり、本当に嬉しかったです。
この個展は、まさに「ヒョウタンから駒」のように実現したことで。
そのこと自体も、その塾でできた人間関係があってこそ。
ジュエリーデザインスクールや、もっと昔に知り合った懐かしい仲間達も足を運んでくださって。
私の「人のご縁」が可視化されたかのような3日間でもありました。
まさか、と思う方との再会もありました。
通りすがりに寄って下さった方とのご縁は、「土地の力」が働いたものもあり。
こうしたイベントにおいて場所選びは重要ですが、それも可視化された気がします。
今回は、「売る」こともかなり意識して、展示を作りました。
展示品にははっきり価格を明記。
売らない前提のものは非売品と明記。
手に取りやすいワンコイン作品や、格言みくじのような遊び感覚のメニューも加えました。
銘板を全て手書きで用意したのも今回が初めて。
そして、「北辰白龍」や「騎龍観音」のような大きな作品には、説明書きも掲示しました。
お客様ご自身に値決めしていただく作品群も設けましたが、これは「いくらでもいいよ」ではなく、最低価格を明記。
それによって、手に取っていただきやすい見せ方&売り方ができたと思います。
会場探し含め招致してくださった池田さんが接客も手伝ってくださり。
また、中日は一日館長にエグゼクティブコーチの加藤望さんにお越しいただき。
今までの「作品を掲示しておき、時々会話を試みる」といった私の展示会接客にはなかった要素を加えてもみました。
これらは、今後のために大いに良い試みとなりました。
▽招致者の池田景さんと打ち上げ。
▽搬出を手伝ってくれた筆文字スト小林さん、そして、最終日最後のお客様だった塾仲間の「ぴーちゃん」こと平原くん。
▽初日一番乗りのお客様、くまちゃん。
▽中日に一日館長をしてくださった「のんちゃん」加藤望さん。
この個展が実現するいきさつは、池田さんが記事に書いてくださっています。
そして、私が「いつか東京で個展やってください」と緋呂さんへ言ったのを、ゲスト講師の先生が聞き逃さず
「じゃあ、池田さんが『招致』しちゃえば?」と軽〜くおっしゃる。
その時、「確かにそうかも」と思ったのが運のツキ(笑)
「はい!ではやります!東京へ招致します!!」とその場で宣言。
…宣言した私自身が一番驚いた。
ぶっちゃけ。
このようにして、「外部の力」によって決まっていったのでなかったら、東京での展示は、決まらなかったと思います。
やりたいと思っていたのは事実。
けれど、私はどこかで、東京で展示しても通用しない…と思っていました。
もっとも。
今回だって、来てくださったのは、もともとの知り合いや塾仲間が中心です。
初めてお会いする方も、辿れば関係者がほとんど。
本当の「未知のお客様」は、ほんの数名です。
それを、これからはもっと、比率を変えていく必要があるのです。
一日館長をしてくださった加藤望さんは、企業研修や経営者へのコーチングなどもされている方。
最近ではInstagramのブランディングコンサルなどもされています。
ご自身も歌手やアクセサリー作家として生計を立てておられた経歴の持ち主。
ふと空いた時間に、もっと広く支持されるために…といったお話もしていただきました。
大きな流れの力を借りることも大事だけど、その流れに自分が乗っていくためのアプローチを適切にしていく、というのが一番大事だと思うのです。
この3日間、たくさんの方との会話の中で、「自分がどう見られているか」や「皆さんが私に重ねるイメージ」について考えることができました。
そして、3日間のうちに何人もの人から出た「ニューヨーク」という地名。
目指すべき地は、遠く米国東海岸…のようです。
その前に。
今年後半から来年春までの間に、京都で個展を開こうと考えてます。
京都は車で搬入できるので、今回展示しなかったB1サイズなども持ち込めますし。
陶器作品も、それまでにはもっとたくさんできている予定ですし。
様々検討し、協力いただけるところは頼って、企画してく所存です。