何か、創ること描くことが好きで。
けっこうクオリティも高くて。
いいねもシェアも、そこそこもらえてて。
「売ればいいのに」
「買いたいです」
という声が上がり始める。
注文取ってないのに値段を聞いてきたり。
一人二人は、実際に買ってくれたりする。
で、ブランド名とか考えて。
ハンドメイド品を売るサイトなどに登録してみたり、ネットショップを作ったり。
マルシェに出てみたり。
「販売はじめました」と、思い切って告知もしてみる。
すると、どういうわけか。
今まで「いいね」って言ってくれていた人の多くが、潮が引くようにして、消えていく。
ショップができたら買います、と言ってたはずの人達が、いなくなってる。
すでに飽きていたり。
他の作家に興味が移っていたり。
思ってたより高くて気まずくなってたり。
そもそも、買う気がなかったのだったり。
ひどいと、本当に販売を始めるなんて思ってなかったとか。
世の中には、材料費や手間賃を「ちょっと払ってあげれば、感謝されてモノももらえる」と本当に思っている人が、意外に多いんです。
で、ある時、何かの拍子に、知ることになる。
以前、すごくいい!とか、ファンです~とか言ってくれて、いつもいいねを押してくれていた人が、
「ちょっと人気出たと思ってその気になっちゃって」
「あんな値段付けられてもねえ」
「○○さんの方がセンスあるし」
などなど、買ってくれるどころか逆の動きを影でしているってことを。
これらは、「あるある」です。
でも、そこでへこたれたら、終わりです。
図々しくなりましょう。
調子に乗った自分を恥じる…などのマイナス方向に走らないで。
一時的にはそんな気持ちになってしまうこともあるだろうけど、一時の気の迷いで留めて。
お金をいただくようになったら、人の見る目は厳しくなります。
「こんなのできた~見てみて~♪」ってやっていた頃とは、まるで違う視線を受けることになります。
それは、当然なんです。
そして、それを引き受けて、取り入れるべきは取り入れ、そうでないものは謹んでお断りする…という「線引き」ができなければ、長続きはしません。
あなたが「自分はこういう作家なのだ」と腹を据えて姿勢を決め、それを通せば。
それに合う人達がやってきます。
出逢える前に辞めてしまえば、それっきりです。
がんばろう。