自然の5大元素。
水、火、木、土、金。
私はその4つまでを、複合的に使う。
残るは、金。
けれど。
ついに、その最後の1エレメントも。
扱えるようになる日が近そうだ。
針金細工とか、そんな「アリモノでどうにかする」話ではない。
正真正銘の、金属。
紙、木材、土と火で陶器。
そこに、金属。
最終形がどうなるかは、今まだ、妄想の初っぱなでしかないので、あまり語れない。
ただ、そんなに遠くないところに…
それこそ、「あと3つ、角を曲がる」くらいの感覚のところに。
目指すものが、姿を現してくる気配を感じている。
必ずしも、「一つの作品に、複合的に5エレメントが使われる」という意味ではない。
と、思う。
でも、最終的には、一つにまとまる…はず。
なにしろ、今はまだこの世にないモノの話だから(笑)
雲を掴むような、っていう表現そのものの状態なのだ。
今の状態は「気化している」状態。
だから私は、それを圧縮して、まず「液化」しなくてはならない。
つまり、イメージを明確にしていくこと。
そして、更に圧縮をかけて、「固定化」しなくてはならない。
それが、作品だ。
道のりは長い!
でも、思うほど長くもないのかも、しれない。
まだまだ、全然、見えてこないけど。
つかみ出してやる。
そこにいろ。
こっちから行って、捕まえてやる。
流動的なものから生まれる美。
泥でも金属でもガラスでも。
熱と化学反応で、生まれ変わる。
それは、私にとっての錬金術。
魔方陣はいらない。
召喚するのではなく、私の手で、つかみ出す。
そこで、待ってろ。
迎えに行くから。
刺激を与えようじゃないか、世界に。
「阿」は、はじまり。
「吽」は、おわり。