自宅プリンタで中綴じ冊子を作ろう!のパート2は、レイアウト編。
パート1道具編は、こちら
まずは面付け
冊子作りは、「面付け」っていう作業があります。
単なる1枚もののチラシなら、両面印刷の時注意するのは用紙の向きくらいかなと思いますが、冊子になると、ページを追って見ることが必須になるので、少し注意が必要です。
では、8ページ(両面印刷した用紙2枚分)・左開きの中綴じ冊子レイアウトを図解してみます。
こんな感じ。
慣れないうちは、実際にモデルを作って確認するのが確実です。
ミスプリントの余った用紙とか広告、メモ用紙などで十分。
大きさも、面付けの確認だけなら、実サイズである必要はないので、余った紙をカットして使えばOKです。
インターネットは便利なツールがいっぱいあります。
こんなお役立ちページを見つけましたよ(^^)
右綴じ、左綴じの種別とページ数を入力すると、面付け表を自動算出してくれます!
印刷は、仕上がりサイズの倍版を使います。
A4版の冊子を作るなら、印刷はA3用紙に。
A5版の冊子なら、印刷はA4用紙に。
B5版の冊子なら、印刷はB4用紙に。
B6版の冊子なら、印刷はB5用紙に。
…というのが普通ですが。
凝り性な方は、更に一回り大きな用紙にトンボごと印刷して、自分で裁断するのがキレイです。
一般的な家庭用プリンタは多くがA4までの対応のため、それをしようと思うと、作れる冊子はB6版…ってことになりますね。
A3まで対応しているプリンタを使えば、トンボつき印刷でもB5版の冊子まで作れる計算。
どうやってデータを作るのか?
で…その、中身のデータを作るには…ですが。
それは、なかなかに、ブログなどで解説するのは大変なのです。
市販されている書籍などをあたって試行錯誤…というのが、やはり、一番身につく手段ではないかと思います。
使用しているソフトウエアは、私の場合はAdobe社のillustratorとPhotoShopです。
もちろん、正規品ですよ。
けれど、すごく高価なソフトなので、デザイン業務が頻繁に必要だったり、外注のデザイナーさんなどとのやり取りがある方以外は、そこまでは用意できないかと思います。
他に、いくつか、そこそこの価格で手に入るものもあるので、それはまた別の記事でご紹介します。
今、Adobeの製品は昔のように最初にドカンと支払って「買う」カタチではなくなりました。
以前と比べたら、案外手頃に使うことができます。
まあ…手頃と言っても、毎月5000円をずっと支払うことになるんで、何が手頃かは個人の使い道や感覚で分かれるところでしょうね。
ここには、一年分前払いするライセンスコードを貼っておきます。
自動で面付けから印刷までして冊子化してくれるサービスもある
はい。
いよいよ、「メンドクサイこと考えず、手っ取り早く冊子化できる手段」について、書きます。
それはですね。
「データを1ページずつ作り、PDFで保存→セブンイレブンのプリント機で“冊子印刷”にかける」
です。
プリンターが、自動的に面付けして印刷までやってくれます。
というか、そうらしいです。
実は、使ったことはありません。
(だって家で作れるから)
それをするならば、この記事に書いてある情報のほとんどは、不要です。
ワードでもExcelでも、好きなツールを使って紙面を1ページずつ作り、1ページずつPDF保存して、できたデータをUSBメモリにコピーして、セブンイレブンにGO!
それだけです。
4ページと5ページはホチキス止めされて開きやすく、そのままで見開きになるところです。
せっかくなので見開きでレイアウトした方が見栄えよくなるのですが、そこも、1ページずつ作ることになります。
また、実際に利用したことがないので、印刷可能範囲がどのくらいなのかも、よくわかりません。
必ず、テスト印刷してチェックしましょう。
セブンイレブンのプリンタはA3までできるので、大きな冊子を作りたい時も使えるかもですね。
ただし、印刷枚数分の費用がかかるので、印刷屋さんで印刷する場合とのコスト比較はしっかりやった方がよいでしょう。