立てて描くための道具をいかにしてスーツケースで運ぶかの試行錯誤とその結果

作品制作についての諸処

長い記事タイトルになりましたが、このたびのベトナム渡航最大の焦点は、
○ライブペイントを、立てた状態でお見せできるようにしたい(前回は床に広げて描いたので、途中の様子は客席からはまるで見えない)
○そのためには、しっかりした枠とパネルの代わりになるものが必要
○それをどうやってスーツケース一つに詰めるか
○現地での組み立てと分解を、私が一人で短時間にできなくてはならない
という、なかなか厳しい条件がありました。
それを、いかにしてクリアするか?

結果は、全てクリア。
二箇所の会場で立てて描画を行いました。
移動や撤収は現地ボランティアさんに手伝っていただきましたが、組み立ては一人で行いました。
Lサイズのスーツケース一つに収まって、他の道具類を詰め込んだ状態で計量しても12kg程度に収まりました。

今回制作したスタンドは、今後は国内外、いつでも再利用可能です。
材料もホームセンターで手に入る、ありふれたモノなので、パーツの破損や紛失があっても大丈夫。
外国だと、どうかわかりませんが、日本国内でなら他の場所でゼロから調達して再作成も問題ないと思います。
全国的な規格品を使っていますので。

   

ライブペイント用スタンド、素材は「塩ビ管」

水道工事に使う塩ビ管を、使用しました。

ここに行き着くまでは、角材とか、アルミパイプとか、メタルシェルフの支柱はどうだろうとか、いろいろ検討しました。
しかし、だいたいどれも、重大な問題がすぐに見つかり却下。
重量もあるし、自由に長さを自分で簡単に調節できなくてはスーツケースに入れられないし。
すごく費用がかかるものも、ちょっと。

参謀兼DIY担当は我が家のダンナさんです。
一緒にいろいろと考えながらホームセンターをウロウロ。

そして発見したのが、水道工事の塩ビ管。

これなら、家にあるカッターで簡単に自由にカットできるし。
軽いし。
ジョイントパーツもある。

家であれこれ図面を描いて、基本の構造を考えました。

スースケースは、その時点でまだ買っていなかったので、Lサイズのスーツケースのだいたいの内寸をリサーチ。
で、一本60㎝にカットすれば庫内に収まると判断。
必要量を計算して、一本4mの長い塩ビ管を購入しました。

自宅の電動カッターで60㎝を中心に、脚部分の30㎝を必要本数切り出します。
そこで一度、仮組みをしまして。
後ろに支えとなる斜めの柱を計測。
穴を空けて、ネジ止めです。
※細かい写真を撮ってないので、そこらへんは後日追加します。

そうやって組み立てた、塩ビ管だけの状態が、こちら。

このままでは、上に布をかけても固定できないし描くことも出来ませんので。
○折りたたんでスーツケースに入る
○軽い
○終わったら捨ててきてもいいモノ
ということで、大きなダンボール紙を下敷きとして採用。

スーツケースを通販した時に入っていた外箱が、実にいい大きさだったので、それを使うことにしました。

一日目のドンア大学はおそらくステージが屋外だろうと思ったので。
風のある日だったら…というのを想定して、ダンボールの要所に穴を空け、アルミワイヤーをねじって、簡単&すぐ取り外しできる&それなりにしっかり固定を実現。

ダンボールの上に大判フェルトを載せて滑り止め&クッションにして。
その上に、見栄えを少しマシにするために、全体を覆う白い布。
そして、描くための布を上からかける。

思った以上にしっかりした枠が完成しました。

   

出発直前、「スーツケースにはいらない!」が判明

渡航の前日、分解、組み立ての練習をしました。
そして、分解したものをスーツケースに入れようとして……

入らない!

後ろの支えにしている斜めの柱が、長かったんですねえ。
そりゃそうだ、60㎝でけっこうちょうどいい長さなのだから。

そこで、急遽ジョイントパーツを追加購入しにホームセンターへ走りました。
ダンナさんには連絡しておき、帰ってきたらすぐ作業してもらうように準備を。

スーツケースが届いたのは一週間くらい前だったので。
早めに荷造りテストをしておけば、前日にこんなバッタバタにならなくて済んだのにね。
準備は早めが一番です。
教訓です。

ともあれ、無事に調節もでき、全てのパーツをスーツケースに詰めることができました。
やれやれ。

   

現場で組み立ての場所を確保できるのか…行ってみなきゃわからないっていう

結論から言うと、全く問題ありませんでした。
ドンア大学では控え室が用意されていたし、待ち時間も長かったので。
余裕で組み立て完了。
次にパフォーマンスする観世音寺へ、チームの皆さんの道具類を運んでもらえることになったので、ボランティアさんに手伝っていただきながら分解しまして。
全体を覆っている白布を風呂敷代わりに、パーツを全て包んで所定の位置に。ネジだけは無くなりそうだったので、自分で持ち帰りました。

で!
観世音寺に行ってみたら………パーツと一緒にしてあったはずのダンボールが……ない!

ゴミと思われて捨てられてたー!!!

これはマズい。
ということで。
ボランティアさんにお願いして、ダンボール箱を調達してもらいました。
飲料水ボトルなどの空き箱を数個もらってきてもらい。
それを開いて、貼り合わせ。
学生さん達、本当に快くあれこれ動いてくださって、感謝感謝です。

無事に下敷きができて、観世音寺でもちゃんと、立てて描くことができました。

いやー、焦った。
確かにゴミと思われてもしかたないモノではあったのでねえ。
次の機会がもしあれば、大きな文字で「捨てないで」とか書いておかないと。
これも、教訓です。

   

いつでもライブペイントに出かけられます!

いかに海外へ運ぶか…というので考えたモノです。
軽量でお手入れ簡単。
つまりは、移動は楽々。
もちろん国内でも活躍してもらえる、よいスタンドができました。

今までは、壁際でないと困るな…とか、パネルを持って行かないといけないから車じゃないと無理だな…とか。
制約がありましたけど。
このスタンドなら、スーツケースで持ち運べるので、交通機関での移動でも持ち運べます。

ライブペイントで、いろいろ出展……したくなりますね。
いえいえ、イベントにっていうだけではなく。
どっか、公園とか、広場とかでもいいよね。

楽しみ増えました。