展示会に向けて制作佳境/没入する楽しさと恐ろしさ【龍の箱庭展25日から】

作品制作についての諸処

東京での初展示会へ向けて、制作が佳境に入ってきました。

今回は郵送搬入するので、発送は遅くても23日午前中。

あと10日です。

今回、一番大きな作品はF20キャンバスを使ったアクリル画2点。

私の好きな絵のサイズとしては、F20はそれほど大きくはありませんが、ほどほどの大きさ…ではあるかも。

どちらも、まだ途中です。

あと一息というところ。

今回展示する作品はアクリル画が多くなりました。

水墨が増えると思っていたのですが、やってて「そうくるか」という。

手がやりたいということには逆らえませんので、計画通りにはまるで進まないのが常でございます。

中でも意外だったのは、やはり観音様でしょう。

なんでそれ? と思いつつも、手が描くっていうなら描きます。

でも、あと一息っていうところまで来た現在、眺めてみると、「これはそこそこイケてるかも」と思ったり。

今回は白龍の方も、わりとイケてる感覚です。

アクリルは時間はそこそこかかりますが、何層にも重ねることで出てくる色というのは水墨やパステルには出ない味なので、やってて楽しいですね。

手がせっせと仕事をしていると、頭の中は空っぽになります。

なので、ブログなど書きたいことがまるで、なくなってしまいます。

SNSの方には短くつぶやいてることもありますが、まとまった文章にしたいという欲求は本当に薄れてしまうのです。

同時に、必要な日常のあれこれへの意識も吹っ飛んでしまうので…これは少々、困りもの。

あらゆることがどうでもよくなってしまうので、意識的に日常生活に関することを考えるようにしないといけません。

晩ご飯何作るとか、そのために何が必要でどこに買い物に行くのか…といったことを、度々あえて考えないと。

今日が何日で、何曜日で、今は何時で…みたいなことはほぼ、意識から抜け落ちます。

期間限定ワークのご提供をしていることもあって、日時のことは何度も確認するようにしていますが、それでもうっかりすると、何日で何時かっていうのがわからなくなる。

また、外界への関心が薄れるので、今どういう事件が起きているか世の中で何が起きているか、全く無関心になるし。

遠いところで起きてることはともかくとして、家人のこととかも関心の外へ出がちなので本当、危険です。

ただ。

その時間というのは、瞑想と似たようなもので。

心配や不安などもまったくなくなるんですな。

キャンバスの上に展開されるものとは、時には闘い時には協力しあい時には強烈に反発しあい…といった感じになります。

表の意識としての私=頭は、ただそれを見てるだけ。

使う色を選ぶのも、それをどこにどう置くのか、筆をどう動かすか…全て、決めるのは手です。

キャンバスの上に出てこようとしている対象とやりあうのも手。

時には、私本体と手の闘いになることもあります。

そのほとんどは、指示通りに動かすことができない時に沸き上がるいらだちや怒り…時には殺意すら。

頭がついている私本体は、平謝りするしかなくて。

画面に筆先が触れた瞬間に、「あ、違ったらしい」とわかる時は、怖いです。

水墨画のように、短時間に一気集中して描くようなものだと、勢いが大事なので、少々間違っても力技でどうにかしちゃうところはあって。

そういう時は、手と頭は協力関係を築けます。

アクリルは、時間をかけて徐々に積み上げていく絵のため。

最初に施した処理が後々どう影響してくるのか…というのを、頭が全然理解していないために、やり損ないというのが出てくる。

なんなら頭を取り替えたい…くらいの感覚がね…敵対ではないとしても、非常に厳しいダメ出しの感覚。

それは、今回続けて何点かアクリル画を描いていて気がつきました。

なんかもう…自分の身体の一部なのに、そこに別の意志があるとしか思えないような具合で。

少し人格も違うのですけれど、本体の方が怒られてばかりです。

でも、それでも、今回描いてるアクリル画は、なんだか今までの私の仕事とは少し、違う感覚でもって進めることができています。

一日終わると出がらし状態になっちゃいますけどね。

しかし、こういう濃い日々を増やしたいものです。

展示会は大変なのですが、目標があると頑張れますからね。

今年は、年内に他のところでもやりたいなあ。

[kagurazaka]

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