「あの金龍」がいいんです!にお応えした直筆入り複製画

作品制作についての諸処

今、お取り扱い中のメニューのうち、最高峰が「あなたのための金龍画」です。
フルオーダーで、すべての作品は全く違う作風となります。
金龍は金龍でも、ご依頼主様それぞれのための金龍であり、人はすべて違った存在ですので。

けれど。
それとは全く違ったお声として上がってきたのが

「そうじゃない、<あの金龍>がいい」

でした。

「あの金龍」といったら、あの金龍です。

この金龍。
これは、仮に億出すと言われてもお譲りできない、私用の金龍。
今、越前工房にあります。

けれど、「あの金龍がいい!」という、大変熱いご要望を何度も、いただきました。

そこで、昨今の素晴らしい印刷技術を活用して、「複製画ならお届けできます」と、お返事してみました。

現在、複数名の複製金龍オーナー様がいらっしゃいます。

   

木枠のキャンバスにプリントされ、パッと見印刷には見えないような精巧なものです。

また、工場直送などではなく、私が一点一点直接、筆を加えています。

ゴールドの筆を入れた部分

上の画像は、筆を入れた部分がよくわかるように、色味を少し補正しています。
金色で加筆してあります。
光の当たり具合で、キレイに金が浮き出る感じになります。

そして、この描きこみは、オーナー様ごとに全然違う線になりますので、印刷といえども全てが一点物。

専用の黒箱に収めて、お届けいたします。

自信をもって「どうぞ、お手元においてください」と申し上げられる一品です。

   

そうはいっても、印刷でしょ?
と思われるかもしれないので、どれくらい精巧な再現がされているか写真を撮ってみました。

原画の上に、複製画をのせてみました。
この画像は、色補正などはかけていません。
上にテキストをかぶせていますが、それだけです。
精巧に再現されているのが、伝わるでしょうか。

原画は、ペーストを用いてかなり盛り上げてありますので、自然に陰影が出て奥行きを作っています。
印刷では、その盛り上げが、ありません。
そのかわり、 十分に陰影を感じていただけるように、雰囲気が出やすいように、色補正をかけてあります。
引き締まってメリハリも出ました。

その上に、直筆にて描きこみをいたします。
金色に光る線は原画にはないもので、これは複製画にしかないポイントと言えます。

また、ちょっとした場所にでも飾っていただけるように、原画よりも少し小さめに仕上げています。
重量も軽いため、ピン一本で気軽に壁掛けしていただけます。

   

…と。
複製画の「よいところ」を列挙しましたが。

実のところ、そういうことは、そんなに重要じゃないのかもしれない…と、感じています。

いえ、最初は、ここまで持ってくれば納得してお出しできる…というラインに持って行くためにいろいろ考えたわけですから。
列挙したような点「が」重要だと思っていました。

けれど、実際に複製画をお納めした時にいただいた反応から、今では「この金龍を再現するための仕様であり、この仕様だから再現されたのではない」と感じています。

受け取った時なぜか涙が出ました。
といったご感想も、いただきました。

また、とある企業の社長室に飾っていただいているともお聞きしています。
社長さんのスマホ待ち受けにもしていただいているとか!

   

受注生産品でありますので、メーカーから私の手元に届くまでに時間がかかります。
そこから私が画面に加筆し、キャンバスの側面も改めて手塗りを加えます。
それらが乾燥するまでにも、時間がかかります。

フルオーダー品ほどではないとしても、ご依頼からお納めまでは、それなりに時間が必要です。

その間、お待ちいただくしかないのですが。
待つのも楽しかった…とも、言っていただきました。

印刷された金龍ですが。
それはそれで「分魂」とでも言うのでしょうか。
求めてくださる方の元へ行くからには、その方仕様になるべくして、なる。

だから私も、自信をもって、「どうぞ、お求めください」と申し上げられるのですね。