帰国してから、早くも2週間がすぎました。
この2週間に、新しい海外での話をいただいたり、念願の襖絵の話をいただいたり、京都の展示会場を決めたり、ベトナム体験シェア会を数回やったり…と、バタバタ動き回る毎日でした。
いつの間にか日が過ぎた感。
今回は、この旅最大の感動について。
景色の話です。
飛行機の中で見たもの。
人との関わりやライブペイントもよい経験で、得がたいことなのですが。
空の景色が大好きな私にとって、この機上の風景というのはもう、あらゆる感情経験を凌駕するものでした。
極端なこと言うと、あの景色を見るために機上の旅に出たのかも…なんていう気になるほど。
手配したチケットは、往復ともベトナム航空。
往路はハノイでの、夕方のトランジット。
そして、復路はホーチミンでの、夜のトランジット。
4便の飛行機での搭乗でしたが、すべてが窓際の席。
座席を指定できるチケットではなかったので、この、全便窓際というのは奇跡的です。
ハノイへのフライト中、ひょこっとあいさつに来てくれた…みたいな(笑)
何に見える?
ここからは、ハノイーダナンへのフライト。
▽太陽の円環が雲に映り、真ん中に飛行機の影
▽いっぱい、いろいろ、飛んでる♪
▽ダナン空港へ降下していく時間は、ちょうど夕方。
▽蛇行する龍体のような川面に雲が映り込んでます
ここからは、ホーチミンから中部国際空港へのフライト。
▽雲の上の夜明け。
ベトナム時間を表示していた、この時のiPhoneは、3:40くらいだったと思う。
機内食の準備の音で目が覚めた。
▽朝日に照らされて、雲の影が雲の上に長く伸びる。こんな光景は地上では見られない。
▽明けた朝の空に白く輝く月。
▽中部国際空港へ降りていく。
写真を撮ったけれどキレイに映っていなかった…という光景にも、新鮮なものがありました。
ダナン空港からホーチミンへ南下していくフライトで、すっかり暗くなった空には月が出ていました。
その月の位置が。
飛行機の、ほぼ、横。
一緒にずっと飛んでいる…ていう感覚に。
満月が少し欠けただけの、丸に近い月は明るくて。
下に広がる雲海を月光が照らしていました。
雲は水蒸気の塊ですから、雲自体も映像を映します。
照らされた雲海には、丸く月が映っていました。
あんな景色は、空の中で空を見るのでなかったら、見ることはできない。
実は私、飛行機はちょっと苦手です。
それでも、視点が変わる、という経験は、実際に普段とは違う視点でものを見てみないと、できないもの。
この往復航路で見た景色だけでも、ベトナムまで出かけて行った甲斐があったなと思います。
写真は載せてありますが。
実際に目で見た景色とは、まるで別モノ。
撮るのが下手っていうのはもちろん、あるけど。
そもそも、目で見る生の景色とは「その瞬間だけ」の邂逅です。
そこで得た感覚は、写真に映るようなものではないんじゃないかな、って感じもします。
ひとまず。
これで、ベトナム回想は終了。
ダナンにはまた行くと思います。
今回は道路や町並みの写真はあまり残してないので、そういうのはまたの機会に…てことで。
【ベトナム体験記】